捨てられていた6割を、価値ある未来へ

一本の木に込められた可能性

青森ヒバは、強い抗菌性と耐久性を持つ貴重な木材です。
しかし、これまで一本のヒバを伐ったとしても、約4割しか建築材などに使われず、残り6割は廃材として処分されてきました

端材や樹皮、おが屑は「役に立たないもの」と見なされてきたのです。
でも、私たちはそこにこそ大きな可能性が眠っていると考えています。


捨てない林業から、循環するものづくりへ

檜葉三百では、この6割の“見捨てられた部分”を積極的に活用し、新たな製品へと生まれ変わらせています。

  • 精油・アロマオイル
    樹皮やおが屑から水蒸気蒸留で抽出。抗菌やリラックス効果を暮らしに届けます。
  • 消臭・お清めスプレー
    ヒノキチオールを含む成分が、空間を清浄に保ち、安心感を与えます。
  • シャンプーや入浴剤
    肌にやさしい天然成分を活かし、日常のセルフケアに。
  • クラフトビールやアロマ雑貨
    ヒバの香りや成分を活かした“体験型の商品”として、新しい価値を創出。

廃棄されていたものを資源へ変える。これが私たちのサステナブルの姿です。


「森を守ること」と「商品を届けること」はつながっている


そこに捨てていた6割を活用することは、単に廃棄を減らすだけではありません。

  • 伐った木を余すことなく使う → 森林資源の効率的活用
  • 端材を使った商品が売れる → 森林整備の経済的サイクルが回る
  • 暮らしに自然の力が届く → 森と人の距離が近づく

つまり、商品を手にしていただくことが、そのまま森を守る取り組みの一部になるのです。


檜葉三百が目指す未来

私たちは「捨てない林業」を合言葉に、一本の木の命をまるごと活かすものづくりを進めています。

青森の森が持つ力を、建築や暮らし、そして新しい文化にまで広げていく。
それが檜葉三百の挑戦であり、未来への約束です。


まとめ

一本の木から生まれる6割の“見えない資源”。
それを捨てるのではなく、暮らしを豊かにする商品へと変えていくこと。

檜葉三百は、この循環の中で「森と人が共に生きる未来」を描いています。


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